成約率を最大化させるクロージングコピーの書き方

「10分以内に、LPのCVRを確実に上げる施策をしろ」と、
こめかみに拳銃を付けつけられたら、あなたは何をしますか?

私はクロージングコピーをすぐにいじります。

クロージングコピーはそれだけ確実性が高く、CVRを上げやすい部分なのです。
ぶっちゃけ、CVRの改善なんてここさえいじっていればなんとかなります。

多くのLPは、クロージングコピーの詰めが甘いです(クロージングコピーなのに!)。

おそらく、キャッチコピーやボディコピーを作るのに精根が尽きてしまっているのでしょう。
ほとんどが、ありきたりのクロージングコピーになってしまっています。

もったいない。
非常に、もったいない。
まだまだやれることはいくらでもあるのに。

たった一言添えるだけで、CVRは2倍3倍、上手くいけば5倍にもなります。

セールスコピーを20年以上書き続けてきた私が、クロージングコピーのノウハウをすべて公開します。

本記事は、有料級です! プリントアウトして手元に置いてください。

目次

なぜ、改善先がFV(ファーストビュー)ではないのか

「LPを改善するならFVをいじるのが良い」と聞いたことがあるでしょう。
確かに”改善”できたら数値は良くなります。

FVを今あるものから他のものへと差し替える施策です。
そのため、当たる場合もあれば外す場合もあるのです。

一方、クロージングコピーは、ほぼ「追加」です。
訴求していない事項があり、その訴求を加えるだけで済みます。
結果、高確率でCVRが上がります。

確実にCVRを上げたいのであれば、クロージングコピーから手を付けるのが正解です。

クロージングコピーの王「限定」

クロージングコピーの肝は、限定性です。
この限定性をしっかり伝えられるかどうかで、クロージングコピーの成否が決まります。

限定性は、購入できる数や時間をただ絞ればよいというものではありません。
「限定って言うけど、どうせ売るための方便でしょ」と消費者は気づいています。

もうただの「限定」には、そこまで効果はありません。
一工夫が必要になります。

では、どのような一工夫が必要なのか。
今から、お伝えしていきます。

1.真実味を与える

なぜ●個だけなのか。
その理由をちゃんと説明してください。

(ほとんどのLPがこれをしていない)

たとえば
「300個しか入荷できませんでした」
「◯名で作業するため、対応できる数は限られます」
と、お客にちゃんと納得してもらえる説明をするのです。

加えて「数に限りがあるため、お一人3個まで」と書けば、ますます真実味を帯びます。
「購入数を制限するほど、本当に数が少ないんだ」と。

ちなみに、「お一人●個まで」は客単価を一気に引き上げる魔法のフレーズです。
最大数を買っていく人が半数近くになります。

ほかにも、販売を開始して売れ始めたら、残数を伝えるようにしましょう。
たとえば「30個⇒16個」と。

カウントダウンを見せることで、さらに急かすことができます。
これは時間でも同じです。カウンターを設けて、時間を可視化します。

「限定性」に真実味があれば、「本当に限定なんだ」と思ってもらえます。
そうなれば当然、「急がなくては!」と急せられます。

限定性は、この「真実味」がいかに担保できるかが重要です。
限定であることを信じてもらえなければ、「限定」という言葉は、ただの飾りでしかありません。

2.優越感を刺激しろ

人は特別扱いされると弱いものです。
特に、有益な情報を自分だけに届けられたと思うと、優越感を感じ、財布の紐もつい緩んでしまいます。

「新商品の数には限りがあるため、いつもお世話になっているプラチナ会員様を優先してご案内しています。
ただし、1週間後には一般公開するため、その時には完売すると思われます」

このように書かれていたらどうでしょうか。
あなたがプラチナ会員ならば、前向きに検討しようと思いませんか?

『影響力の武器』(著 ロバート・B・チャルディーニ)にも、こんな実験例が載っていました。

第1グループ:標準的なプレゼン
第2グループ:標準的なプレゼン +牛肉の供給が減るという情報(商品の希少性)
第3グループ:標準的なプレゼン +牛肉の供給が減るという情報(商品の希少性)+このニュースはまだ一般に知られていない旨(情報の希少性)

第1グループの売上が一番少なく、第2グループの売上は、第1グループに比べて2倍以上。第3グループは、第1グループに比べて6倍もの量が売れた、とあります。

3.ライバルの多さで急かす

「限定●個」と言われても、どれぐらい競争が激しいのか、お客は分かりません。
100人の中から●個を奪い合っているのか、1000人の中から●個を奪い合っているのか。

いかに多くの人たちと競争しているのかを、ちゃんと目に見える数字で教える必要があります。


「このご案内は3455名にお送りしています」
「先月は、500個が1週間で完売しました」
「昨年は1,000個売れました」

このように書けば、どれだけ激しい競争の中にいるのかがイメージできます。
結果的に購入へと走らせられます。

これらは「追伸」に書いてもOKです。

4.「次回待ち」にさせない

限定性の敵は、「どうせまた入荷するでしょ」という「次回待ち」です。
ここも潰せるなら潰しておきましょう。


「次回の入荷は未定です」
「次回の入荷は半年後になります」
「特別価格は今回までとなります」

このように書いて、
「もしかしてもう手に入らない」
「今を逃したら、だいぶ先になるかも」
と思わせたら、次回待ちを回避させられます。

記事LPでよく見かけるのが、
「このページは、検索しても出てきません」といった注意喚起です。

やっていることの本質は、「次回待ち」にさせないのと同じです。
「後で考えてから、もう一度記事を見よう」という先延ばしを防止しているのです。

後から注文するという行為が難しいと伝えることで、今決断するように促せれば、購入率は高まります。

5.行列ができていることを伝える

「行列が行列を作る」
誰もが知っている事実です。

実店舗なら、目に見える形で行列を見せることができますが、LPやDMではそれが難しいです。
ですが、もし行列ができていることを伝えられたら、どうでしょう。
CVRが高まると思いませんか?

そんな魔法の言葉があります。


「電話が繋がりにくい場合は、おかけ直しください」
「お申し込みが混み合っているため、ご返信には3日ほどかかる場合がございます」
「お申し込みが大変混み合っているため、お申し込みフォームが上手く作動しないときがあります。その際は数秒~数十秒お待ちになり、再度お試しください」

『アリエリー教授の「行動経済学」入門』(著 ダン・アリエリー)にも、テレビショッピングのナレーションを「オペレーターがお待ちしております。お電話ください」から「電話が繋がりにくい場合は、おかけ直しください」に変更しただけで注文数が2倍になったという例が載っています。

これらの言葉を、注意書きとして記しておくようにします。
※CTA付近に、注意書きっぽく書くのがミソ。

6.あえて対象者を絞る

限定を理由に、対象者を絞るという手もあります。
わざわざ対象者を絞ることで、「本当に数が限られているんだな」と思ってもらえます。

以下のような感じで伝えます。

数が限られているため、こんな方に使ってほしいと思っています。
□ ~~~な方
□ ~~~な方
□ ~~~な方

あなたがお客の立場でこのメッセージを読んだら、「誠実な企業だな」と思いませんか。
「商品の数が限られているから、価値を享受できる人に使ってもらいたい」そういった姿勢が伝わってきますよね。

もしこれが、

こんな方にオススメです。
□ ~~~な方
□ ~~~な方
□ ~~~な方

だったらどうでしょう。

「あ、そうなのね」程度の所感しか抱かないと思います。

意味もなく対象者を絞るのではなく、
限定性と絡めて絞ることで「本当に~~な人に使ってほしいんだな」と思ってもらえるのです。

クロージングコピーの女王「リスクリバーサル」

限定に次いで強力なのが「リスクリバーサル」です。
代表例として「保証」があります。返金保証やサポート保証、成果保証、延長保証など。

様々な保証がありますが、購入者は保証があっても、真に安心しているわけではありません。
「本当に返金されるの?」「おこがましくて保証をお願いできないかも」などの不安を抱えています。

そのため売り手は、いかに自分たちが本気で保証制度を用意しているのかを示す必要があるのです。
本気が伝われば、お客は安心しますし、また遠慮せずに使っていいのだと思ってくれます。
それが結果的に、成約率にも繋がるのです。

では、どうやったらその本気が示せるのか。
返金保証を例に、その方法をご紹介します。

1.社長が返金保証を約束する映像を載せる

「本当に保証してくれるの? あれこれ理由をつけて保証してくれないのでは?」
そんな不安を払拭するためにしてほしいことがあります。

それは、社長が保証を約束している映像を載せるのです。
社長自ら口にしたことを反故にするとは誰も思わないでしょう。
信頼性と説得力が格段に高まります。

2.証書形式にして、サインを入れる

映像が厳しければ、
せめて、●●保証と銘打った証書を用意して、そこに代表者のサインを入れてください。
言葉だけではなく、こうした形にしておくことも大切です。

映像と合わせて使えれば、なお良いです。

スクロールできます

3.保証申請者には100%対応しろ

保証を用意したなら、保証申請者の全員に保証対応してください。
できないのなら、始めから設けないほうがマシかも知れません。

「そんなことをしたら損をするのでは?」
そう思うかも知れませんが、日本は性善説でビジネスができる民度の高い国です。
悪用する人も一部いるでしょうが、トータルで見たらプラスになります。

そして、セールスコピーでこう書くのです。

購入者●●●●名のうち、過去に返金保証を申請された方は●●名です。全員にご返金しています。
ご希望いただいた方には、例外なく保証しています。安心してご検討ください。もし、保証を断られるようあことがあったら、景品表示法で訴えていただいて構いません。

もし、こんな表示があったら、あなたはどう思いますか?
「すごい!」「感動する」「安心できる」「自信を感じる」など、良い印象を持つはずです。

保証申請者には例外なく保証してきたという事実を作り、それを思いっきり使い倒すのです。

返金で生じた損失以上に、利益をもたらすはずです。

4.保証利用を催促しろ

ここで質問があります。
あなたは返金保証を設けた商品の購入者に対し、「商品にはご満足になりましたか? もし不満足であれば、返金保証をお使いください」という連絡を入れたことがありますか?

たぶん、ないと思います。
なぜなら、「できれば利用してほしくない」と思っているからです。

でも本来、これはおかしな話です。
お客の満足を担保するために返金保証を設けているのなら、満足調査をして然るべきです。

前職、私はヘアケア液を販売していたとき、これをしました。
購入者全員に「満足していなければ、返金保証をお使いください」と手紙を出したのです。
その結果どうなったか。

追加注文が殺到しました。

返金保証の利用を促すDMを受け取ったお客がみな感動して、追加の注文を入れてくれたのです。

返金保証は、本気を見せたとき、その効果を発揮します。

「返金保証」は、ただのセールスコピーテクニックではありません。
本気を試されるサービスのひとつなのです。

クロージングコピーの王子「特典」

「限定」「保証」と来て、次は「特典」です。
「今商品をお買い上げいただくと、●●をお付けします」
といったアレです。

最近、特典がインフレを起こしているのか、7個や9個、13個と大量に特典を付けている人を見かけます。
(コンテンツ系はこの手が多いですね。たぶん、AIで適当に作っているんですよ)

ですが、特典が多すぎると一つひとつをちゃんと見てもらえません。
3つ、どんなに多くても5つに留めたほうが良いでしょう。

そして、特典で大事なのは、本商品の関連性(親和性)があることです。
これは基本です。さらに一歩先ゆく特典のあり方をお教えしますね。

1.特典で商品を引き立てろ!

特典によっては、商品をより魅力的に見せる(引き立てる)ことができます。

どうやってやるのか。

それは、「本商品がベネフィットをもたらすことを前提とした特典を付ける」です。

どういうことか。
たとえば、株式投資のやり方を教えている講座があったとしましょう。
この講座の特典、私なら「資産1億築いた後の税金対策」や「税理士への無料相談サービス」といったものにします。

この特典を見たお客はどう思うでしょうか。
「税金対策を心配してくれているということは、株式投資で稼げるようになるのは、もはや当たり前なんだな」と受け止めます。

「ベネフィットをもたらすことを前提とした特典を付ける」
こうした特典をつければ、商品への自信が伝わり、より魅力的に見えるわけです。

2.特典に限定性を設けてもOK

「限定」と聞くと、商品に紐づけるものだと思っている方もいますが、特典に付けてもいいんです。

特典を紹介した後、「この特典は●日までにお申し込みされた方限定とさせていただきます」とします。

商品は個数限定、特典は期間限定、これらを掛け合わせた「クロス限定施策」という高等テクニックも使えます。
クロス限定されたら、「何が何だか分からないけど急がなきゃ」となり、ポチってくれます。

3.特典もちゃんと魅力的に見せろ

特典の説明を軽く済ませる人が多いですが、もったいないです。
「お金を出してでもほしい」と思ってもらえるほどに、魅力をしっかり伝えましょう。

特典一つひとつの価値をしっかり伝えるためにも、特典の数は抑えてください。
前述したように、3つ、どんなに多くても5つにします。

ジャパネット高田も、特典は3~5つまでです。

そのほかのクロージングコピー

ここまででも、十分お腹いっぱいになるテクニックをご紹介しましたが、まだ半分です。
ここから先は、「限定」「保証」「特典」といった武器がなくても戦える、クロージングコピーをご紹介します。
心して刮目せよ!

1.購入プロセスを見せる

必ずしも必要というわけではありませんが、
そのページ内で購入が完結しない場合は、購入ステップを提示します。

特に、記事LPではあったほうが無難です。

記事LP⇒LP⇒フォームと、ページをいくつもまたぐ場合、ページの雰囲気が変わることと手続きの多さから、お客は少し不安になります。

そのため、何をどの手順で行うのか、できれば画像付きで教えてあげるようにします。
これだけで心理的なハードルが下がり、購入率が上がります。

外からお店の中が見えると安心し、見えないと不安になる心理と同じです。

2.電話番号を載せる

電話番号が載っていないLPを、割と少なくない確率で見ます。
商材によっては、かなりの機会損失を出しています。

特にサービス系は、電話番号は必須です。
外壁の補修、エアコンのメンテナンス、水道工事など、電話で色々と聞いてから発注したいからです。緊急の場合も多々あります。

サービス系でなくても、電話番号を載せてCV数が減ることはまずありません。
特別な事情がない限り、電話番号は載せるようにしてください。

加えて、お客の中には、「メールとか面倒臭い。電話で済ませたい」という人が一定数いるものです。
何を隠そう、私もその一人です。年齢層が上がるほど、私と同じ考えの人が多くなります。

とにかく、電話番号は載せておいてね。

3.商品を3パターン用意する

選択肢を用意するだけで、CVが上がります。

商品が一つだけだと「買うか買わないか」の二択ですが、商品選択肢が2つ以上になると「どれを買うか」の選択に変わるからです。

価格帯を3パターン用意すると良いでしょう。
もしくは色違いを3パターン用意しても良いです。

心理学では、デコイ効果(おとり効果)と呼ばれています。
セールスの現場ではよく使われているテクニックです。その有効性は折り紙付き。
セールスコピーでも有効です。

4.価格を日割りにする

コストを小さく見せる表現方法に「日割り」があります。
1ヶ月分4500円の商品なら、「1日に換算するとたったの150円です」と伝えます。

「1日150円」と聞くと大したコストじゃないなと感じてきます。

さらに、日割りしたコストを他のものに例えます。
「1日に換算するとたったの150円です。ペットボトル1本分のコストで●●が手に入ります。
毎日飲んでいるペットボトル飲料水を●●に替えるだけです」といったように。

5.Q&Aで買わない理由(不安)を消す

Q&Aを設けている人も多いと思いますが、ただ単に多く寄せられた質問に答える場所ではありません。
ここは疑問ではなく、不安を解消する場所です。

疑問の奥にある不安を解消する回答をしましょう。

Q 商品を開封したら返金対象外になりますか?

A 開封後も返金対象です。ご安心ください。

A 開封後も返金対象です。ご安心ください。
「開封したら返金しない」という通販会社をよく見かけますが、弊社は開封後でも使用後でもご返金をお約束します。返金保証を受けるのに、一切の条件はありません。1年後に返金を求められても応じます。

「返金対象外」について聞いてくるお客は、「返金保証は何か条件付きなのではないか?」といった不安を持っています。その一例として「開封前」を聞いているに過ぎません。「返金保証を受けるのに、条件は一切設けていません」と書いてあげるのが親切です。

質問をきっかけに売り込むぐらいの姿勢でいてください。

6.CTAボタンのマイクロコピーでトドメを刺せ

CTAボタン周りのマイクロコピーだけでも、抜群の効果を発揮します。

ボタン上部には、動機づけを促す言葉を書きます。
メリットや特典、お客様の声、実績などです。
「30秒で登録完了」といった簡易性メッセージも有効です。

ボタン内には、行動を強く指示する言葉を書きます。
「注文」ではなく「注文する」と動詞で書く。
「無料」「今スグ」といった言葉を頭に置く。
無料サンプルなら「申し込む」ではなく「受け取る」と書く。
こんな小さな工夫だけで、クリック率が上がります。

ボタン下部には、不安を解消させる言葉を書きます。
保証やセキュリティへの安全性、売り込みがないこと、などです。

このマイクロコピーだけでも、CVRは10~50%も改善します。

7.2つの道を教える

商品を購入しなかった場合の未来(マイナスベネフィット)と、
商品を購入した場合の未来(プラスベネフィット)を伝えて、決断させる方法があります。

以下がその例です。

あなたには今、2つの道があります。
一つは、●●を手に入れず、今までと同じ生活を続ける道です。
(今感じている不快の描写を書く)
悩みを抱えたまま、何も変わらない日々を繰り返す。

そして●ヶ月後。
状況はさらに悪化し、今よりも強いストレスや不満に支配されている。
そのとき、こう思うはずです。「あの時、動いておけばよかった」と。

もう一つは、●●を手に入れ、今までとは違う生活を選ぶ道です。
これまで悩んでいた~~は解消され、迷いやストレスに時間を奪われることがなくなっている。
(ベネフィットが得られている描写を書く)

そして数カ月後。
すべてが変わり、「これでいい」と思える毎日を送っている。
そのとき、あなたはこう感じるはずです。「あの時の決断は正しかった」と。

あなたは、どの道を選びますか?

もし前者を選ばれたのなら、このページを閉じてください。
今までと何も変わらない日常に戻ることができます。

もし後者を選ばれたのなら、この続きを読まれてください。
新しい日常への扉を開けることができます。

↓↓↓

新しい人生を歩むことを決断されたあなたは素晴らしいです。
あなたの覚悟に答えるため、私どもも一つの覚悟を示したいと思います。

もし、あなたが商品にご満足いただけなかった場合、全額返金させていただきます。

と、リスクリバーサルへつなげてもいいですし、申し込みフォームに誘導してもいいでしょう。

8.行動してきた意思に訴える

クロージングコピーを読んでいる人は基本、興味がある人です。
そうでなければ、クロージングコピーに来る前に離脱します。そこを突きます。

あなたは、「自分を変えたい」という意思を強く持っているずです。
そうでなければ、これだけの長文を読んでいるはずがありません。

あとは、それを行動にするかどうかだけです。
今ここで動くか、それとも、また同じ日常に戻るか。

迷う必要はありません。
今すぐ下のボタンを押して、●●を手に入れてください。

このように書くことで、お客に「あぁ、自分は興味があるんだ」と自覚をさせてあげられます。
一定数「なら、購入するか」となり、CVRを上げてくれるのです。

逆説的に言えば、長いLPほどこのクロージングコピーが効くということです。

9.追伸でダメ押しする

セールスコピーでは、追伸を使うことがよくあります。
では、何を書けばよいのか。

一般的には、ベネフィットや限定、保証の再提示をします。
キャッチコピーを見た後に、最後のページへ飛ぶお客がいるため、追伸で再提示するのが良いとされているわけです。

ただ、私はこの一般論に疑問があります。
飛ばし読みは、あくまでも紙のセールスレターの場合だけだと考えています。

そもそも「追伸」は、紙のセールスレターの名残です。
紙の場合、1ページ目を見た後、「結局いくらなの?」と最後のページを見る人がいます。
そうした人たちに追伸を見せて、興味を持ってもらい、始めから読んでもらえるように仕向けているのです。

LPの場合、ファーストビューから一気にCTAまで飛べません。
上から下までスクロールしながら「斜め読み」してきます。

その間、見出しや画像でなんとなく、限定性や保証の存在は認知しているはずです。
(見出しや画像で認知させられないなら、そのLPは駄作です)
そのため、追伸で本文の内容を再提示する意味はそんなにないと考えています。

では、追伸では何を書けば良いのか。

それは、最後まで読んでみて「足りない」と思う情報です。
ベネフィットかもしれませんし、限定性の弱さや価格への不安解消かもしれません。
「もう一押しするとしたら、何がある?」「ブレーキになっているものは何か?」と考え、出てきた不足分を追伸で埋めるようにします。

最後の最後に振り絞って出てきた言葉を「追伸」に書き残せばよいのです。
というか、それがそもそも「追伸」ってものでしょ。

10.価格アンカリング

価格アンカリングとは、「はじめに大きな数字(価格)を見せておくことで、その後に見せる小さな数字がより小さく感じられる」といったものです。

たとえば、
「300万円ぐらいしてもおかしくない」
「企画当初は300万円で売り出そうと考えました」
「他社では300万円請求しているサービスですが……」
「ではこの商品、いくらするのか。300万円と言いたいところですが……」
と大きな数字を初めに見せます。

その後に、「弊社は定価120万円にてご提供します」
さらに続けて「今なら55万円にてご提供します」

印象としては、300万円⇒55万円になっているわけです。

このやり方は、情報商材ではよくあります。
個人的には好きではありませんが、効果は確かにあります。

ボディコピーまでの情報で、最初に見せる価格の価値があると思わせることが大事です。
「300万円ぐらいしてもおかしくはありません」と書いた際に、お客が「確かに、300万円はするわな」と納得してくれるかどうか。
そのうえで、定価を見せて割引価格を見せれば、より「安い!!」となるのです。

11.あなたのためだけじゃない。愛する人のために!

セールスコピーは、コピーを読んでいる人に向けて書きます。
当然、ベネフィット訴求もコピーを読んでいる人向けです。

ですが、商品を使ってベネフィットの恩恵を受けるのは、本当にコピーを読んでいる人だけでしょうか?

たとえば、健康食品を使ってお客が健康になれば、家族だって喜びます。
仕事を1年でも長く続けられたり、介護の必要性がなくなったりすれば、家族もベネフィットを享受します。
お客だけではなく、お客の周りにも商品のベネフィットは波及するのです。
そこをちゃんと伝えます。

あなたがこの商品を使って、健康になれば、ご家族だって喜ぶはずです。
(家族が享受する、具体的なメリット・ベネフィット)
あなたのためだけではなく、家族のためにもこの商品を使ってみてはいかがでしょうか?

といったように「愛する人のためにもなりますよ」と添えてあげるのです。

「家族のためなら」が、最後の一押しになることもあります。

パートナー、子ども、ペット、従業員、同僚、友だち、社会など、
ベネフィットの影響を受ける対象がいるのなら、一言書いておきましょう。

12.偉人の言葉を借りよう

偉人の名言を借りて、最後の一押しをするのも有効です。

「最大の投資先は、自分自身だ」(ウォーレン・バフェット)
「重要なのは、点と点をつなぐことだ」(スティーブ・ジョブズ)
「あなたの時間は限られている。他人の人生を生きてはいけない」(スティーブ・ジョブズ)
「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」(本田宗一郎)
「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる」(松下幸之助)
「先入観は可能を不可能にする」(大谷翔平)
「どんなに小さなことでもいいから、まずはやってみること」(黒柳徹子)
「かけがえのない存在であるためには、常に人と違っていなければならない」(ココ・シャネル)

年齢層によっては、マンガやアニメの名言でもOKです。

13.細かい言葉遣いにも気を遣おう

「サンプル」よりも「トライアル」のほうがCVRが上がります。
「お試し価格」よりも「モニター価格」のほうがCVRが上がります。

まだまだあります。
「素敵なキャンペーンがあります」よりも「私からあなたへプレゼントがあります」のほうがCVRが上がります。
「特典企画にお申し込みください」よりも「特典をお受け取りください」のほうがCVRが上がります。

どの表現のほうが魅力的に映るか、どんな表現のほうが広告臭くないか。
こういった視点で表現一つひとつを精査してください。

細部に神が宿ります。

14.割引の理由を設ける

「限定」と同様「割引」にも、その理由をちゃんと説明する必要があります。
理由のない「割引」は不信感を抱かせるため、最大限の効果を発揮しません。

お客が納得のいく理由を設けます。
「初回限定」「一周年記念」「●●人達成記念」など。

ただし、これらは一定条件を満たさなければ使えない企画です。

そこでいつでも使える方法をご紹介します。

1.アンケート割引

記事LPでよく使われるやり方ですが、「アンケートに答えてくれた方限定」で割引をするのです。
大体3問~5問に答えてもらい、その御礼として割引を行う。
ユーザーも「アンケートに答えたから割り引いてもらえた」と納得するため、CVしやすくなるのです。

また、「アンケートを通じて自己説得させる」という作用も働いています。
今抱えている悩みや商品を選ぶ理由について答えることで、「私はこういう悩みがあり、その解決策としてこの商品のここが気に入っているんだ」と認識します。

アンケート設問の参考例

アンケート1問目
(例1)あなたは◯◯に悩んでいますか?2択
(例2)現在、どのような悩みをお持ちですか?4択
(例3)~~に関してのお悩みはありますか?4択

アンケート2問目
(例1)~~の原因が◯◯であることはご存知でしたか?2択
(例2)あなたの◯◯の症状は?4択
(例3)~~の悩みがなくなったら、どんな良いことがありますか?4択
(例4)~~(有効成分)をご存知でしたか?2択

アンケート3問目
(例1)(商品名)のどこが魅力的だと思いましたか?4択
(例2)どのような時が辛いですか?4択
(例3)~~対策で辛いことはなんですか?4択

アンケート4問目
(例1)(商品名)をGETしたいですか?2択
(例2)(商品名)をお得な~~%OFFでお試ししたいと思いますか?2択

2.実績紹介割引

「制作系」の仕事に有効な割引が、実績紹介です。
「制作したものをポートフォリオとして一般公開の許可をいただけるなら割引します」というものです。

その程度で割引してくれるならと、意外とみなさん許諾してくれます。

ポートフォリオも貯まるし、サービスも売れる。一石二鳥ですね。

3.レビュー割引

楽天をよく使う人なら見たことがあるはず。
レビューを書いていただくことをお約束として、プレゼントやポイント還元をします。
同じやり方で割引をすればよいのです。

レビューを書くだけで割引してくれるならと、意外とみなさん約束してくれます。

レビューも集まりますし、商品も売れる。一石二鳥ですね。

15.解釈を変えて、言い訳を与えてあげよう

何か欲しいものがあったとき、
「自分へのご褒美」とか言い訳して、買ってしまうことってありますよね。

その言い訳を、売り手側が考えてあげて、お客に提示してあげるんです。
上手くハマれば「そうだよね~~」と自分へ言い訳に使い、購入してくれます。

① 浪費ではなく、投資

これは、10年後の自分への先行投資です。
今の健康への投資を惜しんで、将来大きな「修理費(医療費)」を払うのと、どちらが賢い選択でしょうか?
今、自分という資産をメンテナンスしておくことは、最も利回りの良い運用なのです。

② 時間を買う

これは単なる便利な道具ではなく、あなたの人生に『自由な時間』を作るための道具です。
1日30分浮けば、1年で7.5日分。その時間を、家族との会話や趣味あるいは休息に充ててください。
今まで失っていた『人生の時間』を取り戻すコストだと考えれば、この価格は決して高くないはずです。

③ 必要経費

これは贅沢ではなく、必要経費です。
現代社会において、精神的な余裕を失うことは、仕事や私生活のすべてが崩壊するリスクを孕んでいます。
限界まで我慢して倒れてしまう前に、心が求めている「癒し」を与えてあげてください。
この商品を購入する費用は、心に致命的なダメージを負う前に手を打つ「予防的なメンテナンス代」です。
健やかな自分を保つためのコストだと思えば、これほど賢い投資はありません。

④ ステージアップ

新しいステージの敵に、初期装備のまま挑むのは無謀だと思いませんか?
人生もゲームと同じでステージが上がれば直面する課題のレベルも上がります。
かつての装備では、今のあなたを支えきれなくなっているはずです。
この商品は、これからの過酷な戦いを勝ち抜くために用意された新たな武具です。
今のあなたなら、この意味が分かるはずです。

⑤ ●●代だと思って

『高価な美容液』ではなく、『格安の年間エステ代』だと考えてみてください。
1回数万円のエステに通うことを思えば、この1本で毎日プロ級のケアができるのは、むしろ非常に賢い選択です。通う手間も、予約のわずらわしさもありません。
美容液を買うというより、「自宅で毎日受けられる365日分のエステチケット」を手に入れる。そう捉える方が、今とても増えています。
※今属している商品カテゴリーよりも価格が高い商品カテゴリーへスライドさせるのがコツ。

以上は、あくまでも一例です。
お客の顔を思い浮かべながら、どんな言い訳なら刺さるのかを考えてみてください。

まとめ

クロージングコピーのノウハウを余すことなくお伝えしました。
記事にあるノウハウを使っていただければ、高確率でCVR向上に寄与するはずです。

以下、参考文献

『影響力の武器』(著 ロバート・B・チャルディーニ)
『アリエリー教授の「行動経済学」入門』(著 ダン・アリエリー)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

深井貴明のアバター 深井貴明 セールスコピーライター

広島県在住。
1999年から2009年までの約10年間、飲料水・化粧品・医薬部外品・エコ商品などの製造販売会社に勤務。在職中にコピーライティングと出合い、実践と研究を重ねる。FAXDMだけで90日間に1,533件の新規顧客を開拓し、DMのみで1億円の売上を達成するなど、数々の成果を上げる。

2009年より、セールスコピーライター兼コンサルタントとして独立。東証上場企業をはじめ、非上場の大手企業やアフィリエイト専門会社の専属コピーライターとして活動。また、個人事業主から中堅企業まで幅広く広告・販促物の制作を手がけている。

単なるライティングにとどまらず、常にマーケティング戦略の見直しから取り組み、成果へとつながる言葉を生み出すことを信条としている。

目次